2011年7月16日土曜日

被災地支援02/11.06.20

被災地である雄勝町での支援は、まず立浜地区の龍澤寺(りゅうたくじ)であった。事前に寺に伺い支援に伺う日を決めて概ね10人程度のメンバーで現地入りした。龍澤寺住職の指示に従って、山門に安置されている仏像を外に出す。地震によって横向きになってしまった仏像、後ろ向きになってしまった仏像、一体どう飛び跳ねたのか。



 外に出した仏像をよく絞った布巾で埃などを拭き取り、損傷箇所などを調べた。幸い損傷している仏像は多くなかった。そして安置されていた山門も掃除をして仏像を元の配置に直した。

そうした作業をしていると野良猫が作業しているメンバーのところにやってきて、懐いて来た。作業している近くに腰を下ろし後ろ足を舐めて身繕いをしていた。 
この猫も被災したという事なのだろうか。
 はたして津波に流された猫というのもいたのだろうか?それとも野生の感で猫は皆津波から逃れられたのだろうか?

 寺での作業は、津波に流された瓦礫に囲まれた作業ではなく、新緑に囲まれての作業だったので、全く震災や津波の事から少し意識が遠のいて作業が出来、気持ちの良い作業と言える。午後からは寺下の被災した浜に散乱する瓦礫の場所で、その整理にあたった。