2010年9月22日水曜日

2004年のイラクの紛争に関して提言/再録

2004年4月、私はイラクの紛争に関して提言書を日本政府関係機関に送った。国際政治と言う我々には分かりにくいこともあるが、人を含む環境の悪化に理を示しておきたいと考えたわけだ。幸いに36名の様々な方からの賛同も得ることができ、感謝の意も含め最もわたしが大切にしたいと考える文書の部分とこれに賛同頂いた方のお名前をここに挙げておきたい。


ーー記ーー
 「私たちは日常的に抱えている様々な出来事の延長線上で解決しなければならない問題として、イラクに対する日本の態度を今一度考え直す必要があると感じています。

日本人にとっも、イラク人にとっても、自分、家族や友人、住み良い暮らしのため、今ある暮らしを築き上げてきた歴史や文化、そして望むべき未来のための行動として、私たちのイラクへの「人道復興支援」もあるはずです。

私たちは、豊かな地域環境をお互いに享受しあい、地球環境を共に分かち合いながら平穏な生活を営んでいくための一環として、つまりは人の視点と(誰でも同じように平和であってよいという)生活の視点からこのことを確認し、確実にしていきたいのであります。」

4月27日付けで、
書簡郵送で、
内閣官房宛 内閣総理大臣 小泉純一郎殿
外務省宛 外務大臣 川口順子殿
環境省宛 環境大臣 小池百合子殿

電子メールにて
防衛庁宛 防衛庁長官 石破茂殿
国土交通省宛 国土交通大臣 石原伸晃殿

※なお、この文書は、環境デザイナーの廣瀬氏に構成をおこなってもらった。
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<賛同者(敬称略)>
青柳裕美(東京農工大学大学院農学教育部共生持続社会学専攻所属/東京)
上川大助(千葉)
上川真弓(千葉)
植本俊介(建築家/植本計画デザイン代表/東京)
岡田充弘(海癒/高知)
河野太志(会社員/東京)
加藤純(建築家/一級建築士事務所 作人/大阪)
川人美洋子(徳島)
岸田明義(東京)
岸田章子(東京)
木場エド(DJ/千葉)
栗田融(空間デザイナー/メルティングポットデザインショップ代表/東京)
斉藤さゆり(衣裳作家・建築家/東京)
斉藤浩彦(グラフィックデザイナー/竹内デザイン/東京)
佐藤光輝(農業/徳島)
酢谷奈緒子(森アーツセンター/東京)
十代田泰子(青年海外協力隊OV・建築家/東京)
田賀陽介(環境デザイナー/田賀デザイン事務所代表/東京)
高橋美展(青年海外協力隊OG/兵庫)
高山和孝(千葉)
竹内美穂(建築家/一級建築士事務所 作人/大阪)
立花かつこ(パッケージデザイナー/デザインオフィス・アーツ/徳島)
田中研一(建築設計/山形)
仁田あかね(学生/お茶の水女子大学大学院/東京)
仁田さやか(会社員/東京)
春田ゆかり(グラフィックデザイナー/春田デザイン室代表/東京)
平林英二(フリーランス/東京)
廣瀬俊介(環境デザイナー/東北芸術工科大学環境デザイン学科助教授/山形)
福永麻里(東京)
藤井哲次郎(建設コンサルタント/ジオグリーンテック/東京)
藤田茂樹(農業/徳島)
二羽高次(ミュージシャン/BREATH MARK/東京)
前田博史(会社員/大阪)
松原美恵(建築家/Studio In's Factory/大阪)
両角美由紀(映像プロデューサー/アンスールピクチャーズ代表/東京)
横田茂永(東京)
以上36名

spcial thanks
ギスリ・スナイル・エリンソン(映画監督・アイスランド)

 取りまとめ役
田賀陽介
以上。

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 結局は、十二分に日本は参加してしまった。
 多くの人々が、日本が太平洋戦争後にはじめて参加したこの戦争について、参戦したとはおもっていないだろうが、「参戦」である事実には間違いがない。
 しかし、私は署名してくれた方々とともに、政治性等とは切り離し、生きる意志の方向性を確認することが出来たことを一つの希望ととらえ、このことをよく肝に銘じておきたいと思う。
 この時の様々な人の反応と911の時の人々の反応は、私の人生の中で非常に印象深く残ることとなったことである。
2010.09.22記、田賀

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