2011年4月1日金曜日

被災地の方々、お見舞い申し上げます。
被災地及び被災地周辺をオンサイトと言います。被害に遭わなかった場所をオフサイトと言います。

廣瀬氏と田賀は今後の中長期的な支援が必要と考え、縁のある飛騨市に働きかけ、災害対策支援室特任専門員(無償活動)として、市行政の方々と今後の支援体制を整え、オフサイト支援の体制の枠組や実際の活動、民間との協力体制について活動しております。
長期の活動を考え、無償活動出来る部分と、経費等を織り込んだボランティア活動とを平行しながら、より意義のある活動を展開するように心がけていきたいと思います。

また、同時にオンサイト(被災地現場および被災地近郊)における支援を行うべく、東北芸術工科大学建築環境デザイン学科との恊働を進めています。オンサイト支援では同大学の渡部桂氏が先頭に立ち、学生有志の皆さんとともに活動体制の準備をしているところです。現時点での危急の支援はもとより、今後の中長期的な社会再構築を見据えて、息切れをしないように慎重にかつ的確、迅速なコミュニティを形成していくように、私もコーディネーションしながら、実際の現場活動、計画に踏み込んでいくところです。

喫緊のところでは、オンサイト支援として、現在、芸工大の渡部氏と連携をとり、テキスタイルデザイナーの安東陽子氏、照明デザイナーの岡安泉氏から提案いただいた、物資供給によりカーテン間仕切りの仮設置を行うところです。

避難所の環境や状況は日々変化していますので、常に予測不能な状況でもあります。必要な資材を現場付近へ持ち込み、必要な時に即時に対応出来るようにスタンバイの体制を整えているところです。既に東京で安東氏、岡安氏によって試験的に設置されており、以下のアドレスで仮設置した状況が確認が出来ます。


間仕切りプロジェクト
安東陽子氏・岡安泉氏(あいうえお順)





また、角館政英氏(照明デザイナー)も、現地と東京事務所を行き来しながら、支援の輪を拡げるべく、情報収集とコネクションをしているところです。角館氏からも私の関わっていない被災地等の情報を頂きながら、様々な方々と連携をとり、より効果的な活動に結びつけたいと思います。角館氏からは以下のアーカイブをお教え頂いています。今回の災害を受けて立ち上げられたサイトです。今後の復旧、復興計画の良い資料となると思いますので、アドレスをリンクしておきます。






自然環境、地域環境に関わる計画、デザイン、保全を職務としてきた者として、今回の災害、そして災害継続中の福島原発については極力関わりをもって行くようにしたいと思います。また、これまで私なりに考えてきた土地との関わりを多くの人々と再確認し、是非とも行政諸機関、市民の皆さんに働きかけて、文明への過信ではなく、本来の人間にとって「土地と命」というものを推し量り、良好な環境を共有していく機会をもてるように努めていくつもりです。
今後の被災者被災地支援活動内容は出来るだけ、公開していくようにしたいと思います。
取り急ぎ、以上です。

田賀



0 件のコメント: