2010年5月9日日曜日

ハイチでショーン・ペン、...しかし救援体制も、環境も混沌と。

ショーンは行動力を発揮して、協力者と自費を投じてハイチで避難テント村を自ら立ち上げ、現場で活動する。日本の自衛隊PKOが活動しているのもこのテント村。彼の語りは、映画「タップス」で、ティモシー・ハットンやトム・クルーズと共に魅せた若い士官学生の熱い正義感と意志を思い出させる。ハイチの現場でも、より熱い意志と闘志をみせているが、苦闘もよりリアルなようだ。

現地での直接的な救助は目を引くが、彼は、その知名度を活かしながらも分かりやすいヒーロー的な行動よりも、その背後にある問題に憤り、問題の解決に立ち向かっている。援助をしたくても援助が出来ない、必要なところに必要なものを与えることができない、様々な組織の既得権、社会的で複雑な問題が、物資供給や医療活動などの救援を困難なものにしている。現地は衛生状況の悪化から呼吸器感染症(これはCNNのタイトルにもある通りジフテリアという奴だ)、下痢等の発生率が上昇。雨期に入り、伝染病の感染リスクもさらに高まる等、いまだ先の見えない混沌とした状況が続いている。6月に入れば、追い打ちをかけるようにハリケーンの到来予想され、救援や体制の立て直しが滞れば、さらなる事態の悪化を招くことになる。

「ハイチに迫るジフテリア流行の脅威」CNN




Added On May 8, 2010
CNN's Anderson Cooper talks with Sean Penn and Dr. Sanjay Gupta about the threat of diptheria in Haiti.

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