2010年5月12日水曜日

ウリズン



脇町の川下さんの畑からウリズン(四角豆)とツルムラサキを頂いてきたので、早速調理してみる。味を確かめたかったので、あっさりと塩、胡椒、オリーブオイルで炒めてみる。

ウリズンはさっぱりとほのかな苦味とぱりっとした食感が良い。癖がなく何にでも合いそうだ。ツルムラサキはたべると少しぬめりがある。このぬめりを活かした食べ方がよい。多分、さっとゆでてかつお節と醤油で食べたり、納豆などと混ぜてもいいかもしれない。見た目の紫の茎がちょっとした彩りになって良いと思う。

取りあえず僕は、ウリズンをパスタと一緒に茹でたり、マヨネーズでスティック野菜のように食べたりして、見た目の変わった感じを楽しみたい気になった。四角豆とも呼ばれるこの豆は英語ではウィングドビーンズと呼ばれるらしい。確かに羽っぽい感じがして、うきうきさせて明るい感じのする野菜だ。

沖縄を中心に栽培されているこのウリズン、最近は四国でも栽培されるようになってきているという。熟して中の豆を食べたり、根の部分をイモとして食べても良いそうだ。(ウリズンとツルムラサキ 2004.9.5記述)


上ツルムラサキ、下ウリズン
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ウリズンは湯がいてさましてサラダ感覚で食べれば良い。湯がくと鮮やかな緑になる。これはクセが無く見た目が派手なので結構料理店ではウケると思うのだが、関東では滅多にお目にかかる事が無い。聞くところによると、築地には出ている事があるそうだが、そんなに人気がないそうだ。多分、普通の人がほとんど知らないためだろう。まぁまず知られたら、サヤインゲンぐらいのメジャーにはなれると思うのですが。覚えたら忘れない形だし、味も何にでも合わせられる、中華でも、和食でも、洋食でもいけるはずなのだから。私的にはお薦めな食材です。


久しく四国へは出掛ける事も無いのだが、徳島に住む佐藤氏から採れたてのウリズンとナス、そしてスダチを頂いた。個々最近調理環境の整っていない私のところではうまく料理する事がかなわないので、近くの懇意にさせて頂いている和食店へ持ち込んだ。

ちょっとウリズンは置いておいて、佐藤さんメイン栽培のナスを親方はスキ焼き風に仕立ててくれた。

写真を撮ろうと思っていたが、食い気が勝って先に箸が出てしまった。食べかけ途中でなんだが、スキヤキの旨味をナスが程よく吸って中々いい案配で美味。その後、松茸土瓶蒸しにスダチを添えていただいた。フレッシュで良し。佐藤さん、親方、ごっつぁんでした。(佐藤氏よりウリズン等頂く 2009.9.28記述)


写真は、上段が湯がく前のウリズン
中央はナスのすき焼き風、下段は松茸土瓶蒸し
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