2010年4月21日水曜日

業務事例6:県道バイパス道路歩道および植栽計画

県道バイパス道路歩道および植栽計画(徳島県美馬市脇町)
[2006年04月08日(土)]

県道バイパス整備、周囲の環境を考慮した植栽および歩道の計画。
当初計画は歩道と道路のレベルが同一であったが、歩道のレベルを少し高くして、歩行者の車に対する危機感を緩和する計画とした。歩道レベルをあげることは、歩行者の保護と同時に車からの歩行者の視認性も高くなりより安全な設計と言える。これに絡めて、より合理的かつ景観的に無駄のない路面の排水計画を立てたが、インフラ整備が進んでおりこれは実現しなかった。植栽に関しては、ヤブラン等の常緑とそのたのカバープランツの混植と地域の山野草、地域の山林の樹木を植栽して、多様な植栽として計画。地域自然の保全的な植栽とは言いがたいが、場所的に考えて、地域の植物と同種のものに親しむことを意識し、外来種はなるべく避けて計画した。

全景、植栽幅が狭かったので高木の成木はあまり植えず、灌木と草本を主にした植栽計画となっている

斜面植栽なので地被類の植栽でも景観的には緑の多さを感じる
マウントアップされたことによる視覚的効果でもある
ところどころに河原石を配しつる性植物なども織りまぜ変化を付けている

ヤブランをはじめ、ワレモコウなどの山野草を混植し、カバープランツは自然淘汰に任せている
経年セイタカアワダチソウ、ヨウシャヤマゴボウなど招かざる外来雑草の侵入も多少みられたが、おおむね良好と言える

チドメグサが歩道と植栽帯との関係を馴染ませている

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